はじめに
- 2024年の目標として「手を動かす」を設定したので、その一環として月単位で日記を書きます。
- その月にあった思い出と読んだ本などの感想を備忘録的に残していきます。
- 恥ずかしくなったら消しますが、2024年の間は継続するし残します。
雑記
- 数年ぶりに祖母の家に行き、そのついでに京都の大文字山を登りました。
- 銀閣寺が好きであることを京大出身の人に言ったら、じゃあ大文字山も登ったことあるよねと言われたためです。銀閣寺の裏手から登れることを知りませんでした。
- 雨でぬかるんでいたり、頻繁に豚熱の警告を見たりして登っている最中は割と不快でしたが、登ってしまえば景色はかなり良かったです。
- きちんと大の字にかまどみたいなやつが並んでいたことと、(登ったのが1/1なのですが)正月なのに中年の女性二人組がお茶をしていたのが印象的でした。
体調
- 1月はずっと体調が悪かったです。
- 胃腸が弱ったのか、食べ過ぎ・飲みすぎを数週間単位で引きずっていました。
- さらに、月の半ばくらいまでずっと右足の親指がずっとしびれていたり、最近は肩回りの疲労をずっと感じています。
- いよいよ年を取ってきたことを自覚し始めました。健康診断の結果はしっかり受け止めようと思います。
- 「手を動かす」という目標を分かりやすく達成するために、今年はいくつか資格試験を受けるつもりです。その第一歩として、今月は基本情報技術者試験を受けました。
- 試験を受けること自体が多分久しぶりで相当なストレスを感じたのか、家で模試を解いていた時は毎回途中でトイレに立っていて、それは本番でも同じでした。
- 一応トイレ込みで時間内に解き終わることは分かっていたので焦ることもなく、手ごたえとしても問題ない感じでした。
- パソコンを触る仕事をしているのであれば知っておいていいのかなくらいの知識を浅く広く出されるので、それなりに勉強が必要な印象でした。市販の参考書を1周するくらい。
- ガウス過程の勉強をしていました。
- 簡単に言うと関数を確率的に表現するもので、予測が決定論的にならないところがメリットなのかなと思います。
- 理論を追うのは楽しかったですが、実装に際しては基本的にはサンプリングが避けられず苦しかったです。下手にモジュールを使うよりもスクラッチで書いてしまったほうが良かったかもしれません。
- 以下の記事みたいに地理空間情報のモデリングとして使ってみたのですが、そもそも触っていたデータがそこまで適したものではなく上手くいかなかったので、いつかリベンジします。
qiita.com
今月読んだ本
『多元的無知』
www.utp.or.jp
集団規範が個々の構成員に支持されていないにもかかわらず、集団レベルでは維持されてしまう「多元的無知」現象。その生起から維持までのメカニズムやダイナミックなプロセスについて実証的に検討し、マイクロ(個人)・マクロ(社会環境)両面からの包括的解明を目指す。https://www.utp.or.jp/book/b10039539.html
- Twitterか何かで見かけて読みました。
- 「私はリモートワーク派だけど、ほかの社員の人は出社派だから…」みたいなことを全員が思っている状況を「多元的無知」というそうです。
- 多元的無知に関する研究をいくつか紹介していて、多元的無知という現象への理解というより、心理学の研究におけるお作法に対して懐かしさを感じていました。(実験の教示として「XX」と伝えました、みたいなことを論文で書かなきゃいけないこととか)
- 統計処理の部分はほとんど知識が抜け落ちてることを痛感したので、勉強しなおします…
- 「多元的無知」という現象があることを旗印にリモートワーク過激派になろうとかはなく、今後社会から受ける理不尽を納得するための手段が増えたことが良かったなという気持ちです。
『しあわせの書』
www.shinchosha.co.jp
- 知人から勧められて読みました。
- あんまりネタバレするべきではない内容なので特に語ることもないですが、良い本だと思います。でも読んで良かったかと言われると、まあまあかなというくらい。
- 表紙が腑抜けているのが好きです。
『方形の円』
www.tsogen.co.jp
- これも知人から勧められて読みました。
- さまざまな架空都市の話が3-4ページ単位でひたすら続いていく本です。(『キノの旅』×『GJ部』的な)
- 都市の構造的な設定が豊富なだけでなく、その都市に合わせた社会や人間の形態も想像力豊かに描かれていて面白いです。
- 印象に残っているのは、「ホモジェニア」、「サフ・ハラフ」、「シヌルビア」、「プルートニア」、「セレニア」あたりです。
『ゼロからトースターを作ってみた結果』
www.shinchosha.co.jp
- 最近ふるさと納税でトースターを買ったことが嬉しく、たまたま書店で見かけたこともあって読みました。
- 文字通り、金属を鉱石を取ってくるレベルでゼロからトースターを作り上げる話です。
- 作っているのは当時美大生だった人で、何でトースターを選んだのかとかも美大生っぽいなぁみたいな印象がありました。(もう覚えてないですが、別にトースターじゃなくても良かったような広めの理由だったと思います)
- 原材料を取ってくる部分よりも、加工の段階で身の回りのもので何とかしていく様子のほうが刺激的で感心しました。(鉄を加工したりプラスチックを成型したりする部分とか)
- もう本の感想とかでもないですが、トースターへの感謝は忘れないようにします。無くてもいいような家電ですが、ひとたび導入すると結構嬉しさが続きます。
www.kspub.co.jp
- 先述のようにガウス過程を勉強する必要があって読みました。
- 段階を追ってガウス過程への理解が深まっていく(基礎から積み上げていくというよりは、徐々に解像度が高まっていく感じ)ので、かなり良書のように思います。
- pythonのサンプルコードがだいぶ苦しいので、自分で一から実装していくとより理解は深まる気がします。
- ニューラルネットワークやクリギングとつながっていくあたりは美しいです。
gihyo.jp
- 先述の通り基本情報技術者試験を受けるために読みました。
- 受かるなら別に何を読んでも大丈夫だと思いますが、入門的な内容でありながら変な茶番みたいなページが少ないのはよかったと思います。
おわりに
1月はこんなものでした。2月も資格試験を1つ受けるのと、あとはゲームをしたいです。