202402, 03

雑記

継続

  • 毎月日記を書くと宣言しながら、さっそく書けませんでした
  • 私用のパソコンを使って日記を書いていますが、立ち上げるまでが面倒くさくてなかなか手を付けられませんでした
  • こういった物理的な動作を伴うことで継続できなくなることって結構あると思います。
  • 物理的な動作をいかになくせるかが契機となり生活の様々な便利なものが生まれてきてるんだろうなと感じます。
  • とはいえこの日記は毎日開いているスマホでも書けるので、心理的な障壁を解決したほうがよさそうです。

体調

  • 「1月はずっと体調が悪かったです。」と先月書いてから、日記を書いている今この瞬間まで、体調がよかった記憶がないです。
  • 先月の体調の悪さは2月の途中くらいまで引きずっていた気がします。
  • そのあとは花粉症に苦しんでいました。今年は舌下免疫療法を試そうと思います。(どうでもいいのですが、いつもスギとヒノキの時期を覚えられなかったのですが、文字数とピークの始まりの月が大体対応づくことに気づきました)
  • 今は謎の頭痛に襲われています。特に考え事をするとひどくなるので、日記など書いている場合ではありません。

謎の資格試験

  • 去年、会社で使うドメイン知識の勉強のため、謎の資格試験の講座を受けさせられました。
  • 正直そんなに必要な知識も得られませんでしたが、まあ勉強したし…ということで試験も受けました。
  • 結果は合格でした。今後の人生で多分必要のないつまらない知識を詰め込むのがかなり苦痛だったので、落ちてたら暴れていたところです。(2月に日記を書く気が起きなかったのも、この勉強のせいで気持ちが荒んでいて書くべきこともなかった、というのがあります)

機械学習システムのデータ分布

  • 機械学習システムを運用する際のデータ分布のチェック体制みたいなことを勉強していました。
  • 機械学習システムは何とももろいもので、学習時と異なる入力データに対しては大抵精度が悪化します。
  • なので、入力データの分布はチェックしておいて、分布が変化したら学習しなおそう、みたいな話です。
  • 結構当たり前のことしか言ってないけど、でもかなり重要な話だと思いました。運用システム全般に言えますが、作りっぱなしは悪ですね。

先月・今月読んだ本

あなたの人生の物語

www.hayakawa-online.co.jp

  • 知人から勧められて読みました。
  • たいていの短編集には当たり外れがあると思うのですが、この本は明確なはずれがなかったのですごいです。
  • 「地獄とは神の不在なり」が、普段の社会に突然現れる神の迫力に圧倒されて面白かったのでお勧めです。

『料理の四面体』

www.chuko.co.jp

  • kindleでセールになっている中で目に付いたので読みました。
  • 料理を要素に分けると、火、空気、水、油に分けられて、それぞれの配分によって料理を位置付けることができる、みたいなことが書かれています。
  • 別にこれを読むことで料理をしようとか料理に対する創造性が生まれるとかは(少なくとも自分は)ないですが、料理を見る目はちょっと変わる気がします。
  • 味が要素に入ってないことに今気づきましたが、料理の四面体は手法に対しての話で、味付けはまた別の話なんですかね。(まあ五味とはいいますし…)

機械学習システムデザイン』

www.oreilly.co.jp

  • 機械学習のことを知るために買いました。
  • 研究とビジネスにおける機械学習の違いから始まり、ビジネスに適用する際の機械学習の問題設定の仕方、データやモデル開発と管理、ビジネスとして利益を出すためのポイントなど、ビジネス的な視点でかなり重要な話がまとまっています。
  • 著者が大企業にいた時の経験に基づいているためやや使いにくかったり、翻訳書特有の日本語の分かりにくさがあるのが難点ですが、知っておいて損はない内容が詰まっています。

機械学習を解釈する技術』

gihyo.jp

  • 機械学習のことを知るために買いました。
  • 機械学習の説明性の代表的な指標を、サンプルコードとともにいくつか解説されています。
  • 例がシンプルな設定なのもありますが、非常に簡潔で手を動かさなくても十分に理解できる内容でした。おすすめです。

『会話を哲学する』

www.kobunsha.com

  • なんとなくコミュニケーションの勉強をしたくて買いました。
  • 「発言=その場における約束」というシンプルな考え方が響いています。
  • 私にとってのコミュニケーションの気持ちのよさは、矛盾のないラリーがダラダラと続いていくところにあるのですが、根源的には約束が守られると嬉しいみたいな気持ちもあるのかもしれないですね。
  • 本の中で挙げられている文芸作品がどれも面白そうに見えたので、ちまちま読んでみます。

おわりに

  • 2月は2冊、3月は4冊くらい読んだ気がしますが、1冊思い出せない…。資格勉強の本をカウントしたんだと思います。マイナーなので紹介しませんでしたが。
  • 2月は謎の資格試験、3月は機械学習の勉強でやや心が死に、その反動でつい最近まで栄冠ナインに心を搾取され、あまり良い月日を過ごせませんでした。
  • 4月は引っ越しをしますが、すでに面倒くさいです。

202401

はじめに

  • 2024年の目標として「手を動かす」を設定したので、その一環として月単位で日記を書きます。
  • その月にあった思い出と読んだ本などの感想を備忘録的に残していきます。
  • 恥ずかしくなったら消しますが、2024年の間は継続するし残します。

雑記

大文字山

  • 数年ぶりに祖母の家に行き、そのついでに京都の大文字山を登りました。
  • 銀閣寺が好きであることを京大出身の人に言ったら、じゃあ大文字山も登ったことあるよねと言われたためです。銀閣寺の裏手から登れることを知りませんでした。
  • 雨でぬかるんでいたり、頻繁に豚熱の警告を見たりして登っている最中は割と不快でしたが、登ってしまえば景色はかなり良かったです。
  • きちんと大の字にかまどみたいなやつが並んでいたことと、(登ったのが1/1なのですが)正月なのに中年の女性二人組がお茶をしていたのが印象的でした。

体調

  • 1月はずっと体調が悪かったです。
  • 胃腸が弱ったのか、食べ過ぎ・飲みすぎを数週間単位で引きずっていました。
  • さらに、月の半ばくらいまでずっと右足の親指がずっとしびれていたり、最近は肩回りの疲労をずっと感じています。
  • いよいよ年を取ってきたことを自覚し始めました。健康診断の結果はしっかり受け止めようと思います。

基本情報技術者試験

  • 「手を動かす」という目標を分かりやすく達成するために、今年はいくつか資格試験を受けるつもりです。その第一歩として、今月は基本情報技術者試験を受けました。
  • 試験を受けること自体が多分久しぶりで相当なストレスを感じたのか、家で模試を解いていた時は毎回途中でトイレに立っていて、それは本番でも同じでした。
  • 一応トイレ込みで時間内に解き終わることは分かっていたので焦ることもなく、手ごたえとしても問題ない感じでした。
  • パソコンを触る仕事をしているのであれば知っておいていいのかなくらいの知識を浅く広く出されるので、それなりに勉強が必要な印象でした。市販の参考書を1周するくらい。

ガウス過程

  • ガウス過程の勉強をしていました。
  • 簡単に言うと関数を確率的に表現するもので、予測が決定論的にならないところがメリットなのかなと思います。
  • 理論を追うのは楽しかったですが、実装に際しては基本的にはサンプリングが避けられず苦しかったです。下手にモジュールを使うよりもスクラッチで書いてしまったほうが良かったかもしれません。
  • 以下の記事みたいに地理空間情報モデリングとして使ってみたのですが、そもそも触っていたデータがそこまで適したものではなく上手くいかなかったので、いつかリベンジします。 qiita.com

今月読んだ本

『多元的無知』

www.utp.or.jp

集団規範が個々の構成員に支持されていないにもかかわらず、集団レベルでは維持されてしまう「多元的無知」現象。その生起から維持までのメカニズムやダイナミックなプロセスについて実証的に検討し、マイクロ(個人)・マクロ(社会環境)両面からの包括的解明を目指す。https://www.utp.or.jp/book/b10039539.html

  • Twitterか何かで見かけて読みました。
  • 「私はリモートワーク派だけど、ほかの社員の人は出社派だから…」みたいなことを全員が思っている状況を「多元的無知」というそうです。
  • 多元的無知に関する研究をいくつか紹介していて、多元的無知という現象への理解というより、心理学の研究におけるお作法に対して懐かしさを感じていました。(実験の教示として「XX」と伝えました、みたいなことを論文で書かなきゃいけないこととか)
  • 統計処理の部分はほとんど知識が抜け落ちてることを痛感したので、勉強しなおします…
  • 「多元的無知」という現象があることを旗印にリモートワーク過激派になろうとかはなく、今後社会から受ける理不尽を納得するための手段が増えたことが良かったなという気持ちです。

『しあわせの書』

www.shinchosha.co.jp

  • 知人から勧められて読みました。
  • あんまりネタバレするべきではない内容なので特に語ることもないですが、良い本だと思います。でも読んで良かったかと言われると、まあまあかなというくらい。
  • 表紙が腑抜けているのが好きです。

『方形の円』

www.tsogen.co.jp

  • これも知人から勧められて読みました。
  • さまざまな架空都市の話が3-4ページ単位でひたすら続いていく本です。(『キノの旅』×『GJ部』的な)
  • 都市の構造的な設定が豊富なだけでなく、その都市に合わせた社会や人間の形態も想像力豊かに描かれていて面白いです。
  • 印象に残っているのは、「ホモジェニア」、「サフ・ハラフ」、「シヌルビア」、「プルートニア」、「セレニア」あたりです。

『ゼロからトースターを作ってみた結果』

www.shinchosha.co.jp

  • 最近ふるさと納税でトースターを買ったことが嬉しく、たまたま書店で見かけたこともあって読みました。
  • 文字通り、金属を鉱石を取ってくるレベルでゼロからトースターを作り上げる話です。
  • 作っているのは当時美大生だった人で、何でトースターを選んだのかとかも美大生っぽいなぁみたいな印象がありました。(もう覚えてないですが、別にトースターじゃなくても良かったような広めの理由だったと思います)
  • 原材料を取ってくる部分よりも、加工の段階で身の回りのもので何とかしていく様子のほうが刺激的で感心しました。(鉄を加工したりプラスチックを成型したりする部分とか)
  • もう本の感想とかでもないですが、トースターへの感謝は忘れないようにします。無くてもいいような家電ですが、ひとたび導入すると結構嬉しさが続きます。

ガウス過程と機械学習

www.kspub.co.jp

  • 先述のようにガウス過程を勉強する必要があって読みました。
  • 段階を追ってガウス過程への理解が深まっていく(基礎から積み上げていくというよりは、徐々に解像度が高まっていく感じ)ので、かなり良書のように思います。
  • pythonのサンプルコードがだいぶ苦しいので、自分で一から実装していくとより理解は深まる気がします。
  • ニューラルネットワークやクリギングとつながっていくあたりは美しいです。

『栢木先生の基本情報技術者教室』

gihyo.jp

  • 先述の通り基本情報技術者試験を受けるために読みました。
  • 受かるなら別に何を読んでも大丈夫だと思いますが、入門的な内容でありながら変な茶番みたいなページが少ないのはよかったと思います。

おわりに

1月はこんなものでした。2月も資格試験を1つ受けるのと、あとはゲームをしたいです。